言葉では語らないとしても、動物たちは病気やケガの痛みと苦しみ、不安やストレスを感じています。特に、年齢を重ねてシニア期に入っているワンちゃんやネコちゃんは様々なトラブルを抱えやすく、クリニックで診療を受けること自体が大きな負担になるかもしれません。

当院ではそうしたニーズと真摯に向き合い、高齢ペットに優しい診療体制を築くことに一層の努力を傾けてきました。できるだけ負担の少ない検査・治療・手術を選択し、生活スタイルや食事管理、認知症などのご相談も承ります。二次診療施設の紹介やセカンドオピニオンなども気軽にご相談いただけます。

トリミング前に獣医師がメディカルチェックを行い、健康状態を確認した上でトリマーと連携しながら施術を行います。高齢になっていたり、持病があったりする子でも、これまでの治療歴や服用中の薬、普段の様子などをお聞きし、現状を把握しスタッフが対応します。万が一の事態でもすぐに獣医師がサポートできるのが大きなメリットの1つです。

高齢や持病ゆえに一般のトリミングサロンを利用できなくなった方もぜひご相談ください。シャンプーやカット、爪切り、耳掃除から足裏のバリカン、肛門線絞りまで、それぞれの体質や体力、毛の量や流れに合わせた優しい施術で可愛く、おしゃれに仕上げてまいります。

動物たちは自分の体調や痛みを言葉にできないため、常に様子を見守って健康状態を把握しておられるに違いありません。しかし、ワンちゃんやネコちゃんは本能によって病気を隠すことが多く、昨日と変わらないように見えていても急に元気がなくなることがあります。

また、若い頃と見た目が変わらないとしても、1年に4〜5歳くらいのスピードで年齢を重ねていくため、健康寿命を延ばすためには定期的な健康診断が重要です。特にシニア期に入っている場合は、半年から年に一度の健診によって病気の早期発見と治療に繋げられます。当院ではLINE等で健診に関する情報をお知らせし、予防医療の取り組みを強化しています。